宮城・山形旅行で訪れた観光地や寺社について
11月9日から21日まで、12泊13日で宮城県と山形県を旅行したときのお話の続きです。
今回は訪れた観光地や神社仏閣についてまとめておこうと思います。
観光地や神社仏閣について
今回の旅行は温泉がメインで、宿にも長い時間滞在したいから観光は控えめかな-、と思っていたのですが、振り返ってみると意外といろいろな場所に行ってました。
・仙台うみの杜水族館
閉館したマリンピア松島水族館を引き継ぐ形で、今年7月にオープンしたばかりの新しい水族館。
入館料は大人2100円。高いと思ったけど、よく考えたら大規模な水族館ってどこもそんなもんだった。
東北最大級の水族館らしいけど、名古屋港水族館や八景島シーパラダイスといった巨大施設ほどではなく、半日で周るにはちょうどよいサイズ。
イルカショーはオーソドックスな内容。オープンしたばかりの水族館だけど、イルカたちは八景島から移籍してきたそうで、さすがのパフォーマンスを見せてくれた。イルカがパスしたボールをアシカが鼻先でキャッチするのが面白かった。
ペンギンが飼育種類数は、長崎ペンギン水族館や八景島シーパラダイスに並ぶ国内最多8種類。だけど、ペンギンの施設は狭めでちょっと見にくいのは残念なところ。世界最初のペンギン、フェアリーペンギンが見れるのはいい。可愛い。
ペンギンを間近に観察できる「ペンギンツアー」ってのがあるんだけど、申し込もうと思ったらすでに一杯になってしまってて残念。
ちなみに私が一番可愛いと思った動物はビーバー。
イベントプログラムも充実しているし、全体的にかなり見応えのあるいい水族館だと思った。
・鹽竈神社・志波彦神社
境内全体というわけではなかったけど、鳥居の周りの紅葉が美しく色づいていた。
・松島四大観のうち三ヶ所(偉観・多聞山、幽観・扇谷、麗観・富山)
松島湾に浮かぶ島々を一望できる4ヶ所のスポット四大観。
そのうちの3ヶ所、偉観・多聞山、幽観・扇谷、麗観・富山を周ってきた。
うーん、それほどの絶景か、芭蕉さんよ?ってのが正直なところ。
でも、以前見たもう1ヶ所の壮観と呼ばれる大高森は一番いい風景だったように思う。
あ、扇谷で見た紅葉はキレイだった。松島湾の景観よりも、こっちのほうが印象に残ってる。
・松島湾クルーズ
観光船に乗って松島湾をぐるっと一周するクルーズ。所用約50分で1350円(割引クーポン利用)。
船は結構大型で客席も多いんだけど、中に座っちゃうと左右の風景を楽しめないんじゃないかな?と思い、ずっと後方のデッキに立っていた。追加で600円支払うと、さらに見晴らしのいい2階のグリーン席に行けるらしい。
ぽこぽこ穴の空いた岩とか、仁王様に似てる岩(どこが似てるのかよくわかんなかった)とか、いくつかの奇岩を見ることができ、まずまず楽しめた。
・円通院
松島で一番感動したのは、海に浮かぶ島々よりも、この円通院の紅葉。
一度日中に見に行って、さらに夜にライトアップも見に行った。昼300円夜500円と、料金を2度払うことになったけど、その価値は充分にあった。
特に素晴らしかったのが池に映る紅葉。波一つない真っ暗な水面に、照らし出された紅葉が鮮やかに映り込んでる。まるで地に空いた大きな穴に、逆さまの木が伸びているかのよう。もう、「すごい」と「きれい」以外の言葉が出てこないほど。
宮城にこれほど紅葉の美しい寺院があったとは。京都の寺社にも負けてないと思う。それに京都と違って人が少ないのがいい。ここに限らず東北では外国人観光客の姿をほとんど見なかった。
ちなみに、隣接してる瑞巌寺は現在建物の修理中で見れないところもあるそうなので、また次回行くことにした。
・定義如来西方寺
仙台市の山間にある平家落人が創建したと言われる寺院。「こんなところにそんな立派なお寺があるのん?」と思うような山道を走った先に現れる。
昭和61年に建てられた五重塔をはじめ、現在ある建築は全て近代以降に建てられたもので、特に文化財的価値の高い建築は遺されていないみたいだけど、山門や平貞能公御廟にはそうとは思えない貫禄がある。
門前町が賑わいを見せていて、先の記事で紹介した三角あぶら揚げや「やきめし」(おにぎりの表面に味噌を塗って焼いたもの)が美味しい。
・鳳鳴四十八滝
幾重にも折り重なって流れ落ちる姿が特徴的で美しい。
まだちょっとだけ紅葉が残っていた。
・秋保大滝
仙台市の山中にある幅6m高さ55mの堂々たる名瀑で、「日本の滝百選」にも選ばれている。
秋保大滝って言うから秋保温泉のすぐ近くにあるのかと思ってたら、10km以上離れてた。
離れた展望台から眺めてもかなりの迫力。こっちは残念ながら紅葉終わってたけど。
滝壺近くまで降りれるそうなんだけど、時間もないし面倒なので今回は行かず。
滝周辺の紅葉は終わっていたけど、滝への入口にある秋保大滝不動尊に立つ大銀杏が鮮やかな黄色に色づいていた。
・羽黒山
月山・湯殿山と並ぶ出羽三山のひとつで、修験道の聖地として知られている。
「はぐろやま」って読んでたけど「はぐろさん」らしい。あら。
参道の入口、随神門をくぐって10分ほど歩くと、杉の木に囲まれて建つ五重塔が見えてくる。平安時代に平将門により創建され、1372年に再建されたもので、東日本では唯一の国宝に指定されている五重塔らしい。
すごい、京都や奈良ならともかく、こんな東北の山中に600年以上前に建てられた五重塔が遺っているとは。林の中に立つ五重の塔ってのは珍しいし、より荘厳な佇まいに見える。
杉並木が続く石段の参道はミシュラン・グリーンガイドで三つ星を獲得してるんだとか。たしかに神聖で清冽なこの雰囲気は素晴らしい。熊野古道にも似た感じ。
でも、石段は2446段もあって大変そうだし、クルマでも山頂まで行けるんで、登らなかったけど。
羽黒山の山頂には月山・羽黒山・湯殿山の出羽三山の神様が祀られている三神合祭殿が建っている。月山と湯殿山は冬の間は雪に閉ざされて参拝できないんで、ここに三柱の神様が祀られているらしい。
茅葺屋根の朱塗りの社殿は、茅葺建築としては日本最大のものなんだとか。これまた圧倒されるような重厚感!
五重塔も杉並木と石段の道も三神合祭殿も、どこも訪れる価値のある素晴らしい場所だった。
・加茂水族館(クラゲドリーム館)
鶴岡市にある比較的小規模な水族館だけど、近年クラゲに特化した展示を行うことで人気を集めてる。
確かにいろんな水族館でクラゲの展示を見て「キレイだなー」と思うことはよくあったんで、これはいい目の付け所だったと思う。
飼育されているクラゲは50種類以上でギネス記録に認定されてるんだとか。
入館料が1000円と水族館としては安いのが嬉しい。
形も色も大きさも様々なクラゲが展示されていて、中には見惚れてしまうような美しいものも。
さらには、見るだけでなく、クラゲの生態を学んだり、クラゲに触ったりできるコーナーもある。
そして、直径5mの大きな水槽に2000匹ものミズクラゲがふわふわと舞うクラゲドリームシアターは圧巻。クラゲだけでこれだけ楽しませてくれるとは、やるな加茂水族館。
それから、クラゲだけじゃなく、庄内地方に生息している魚やアザラシ・アシカなんかも飼育されている。コミカルなアシカショーも楽しい。あとアシカトレーナーのお姉さんが可愛い。
・峠駅
国道から、曲がりくねった狭い道を15分くらい走らないとたどり着けない。駅前には力餅を売る「峠の茶屋」があるだけで、あたりに民家などは全く無い。
駅全体がスノーシェルターに覆われているという、なんと言うかかなり異様な空間。こんなところを、山形新幹線「つばさ」が駆け抜けていく。
停車するのは普通列車が一日に12本。列車が停まるたびに、駅前の茶屋から箱に入った力餅を抱えた売り子さんが来て、車両に添ってホームの上を売り歩く。未だにこの日本にこんな風景が残っていたのかと、ちょっと感動した。
元々はこの駅で列車がスイッチバックしていたそうで、その遺構らしきものがいろいろあったんだけど、よく知らなかったんでスルーしてた。しまった、もっとよく見とけば良かった。
政宗の命により造営されたという社殿は国宝に指定されている。色鮮やかな彫刻や装飾が施されていて、実に壮麗で美しい。これは一見の価値あり。
・「AER」の展望テラスで夜景
今回の宮城・山形旅行の最後に訪れたのが、仙台駅前にある高層ビル「AER」の31階にある展望テラス。
仙台市内の夜景を楽しめる。しかも、無料ってのは嬉しい。
テラスは二ヶ所に設けられているので、それぞれ違う方向の夜景を見ることができる。
夜景、iPhone6で撮ったんだけど、なかなか悪くないな。
というわけで
宮城・山形旅行のまとめはひとまずおしまい。
あとは泊まった宿や訪れたスポットについて、1件1件メインブログのほうに書ければいいなと思ってはいるんだけど、いつになることやら・・・