ロプログはてな支部

旅先で撮ってきた写真を貼っていくよ

写真で振り返るこの夏の思い出 2017

どうもどうも、約1年ぶりのブログ更新です。

私の住んでる北海道ではすでに紅葉も始まり、日々秋も深まりつつあるんで今更なんですが、この夏の思い出を写真を貼りつつ振り返っていこうと思います。

積丹・小樽・札幌 7月2日~4日

北海道の夏といったらウニを食べねば始まらない、ってことで積丹半島へ。そのついで小樽と札幌にも寄った2泊3日の旅行。

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ずっと以前から泊まりたいと思っていた積丹半島の料理旅館「美国観光ハウス」に念願の宿泊。

温泉のない宿なのに1泊2食22,500円と結構な金額だけど、料理は期待以上。

コースの中でもメインと言えるプレートには、たっぷりの生キタムラサキウニにアワビ、イクラ、ボタンエビ、〆本マス、タコの湯引き、ヒラメの昆布〆、八角、マゾイなどなど、北海道夏の海のオールスターが勢ぞろい!

 

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出てきた生キタムラサキウニは、当然ウニ丼にしていただくんだけど…

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翌日の朝食にも生ウニ丼が出て来るというパラダイス。

料理の満足度という点では、これまでに泊まった北海道の宿の中でも1,2を争うレベル。

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今まで行ったことのなかった「おたる水族館」。

施設はかなり古く、それほど規模が大きいわけでもないけど、恥じらうセイウチを間近で見ることができたり、ペンギンの散歩とかトドやイルカのショーなども見れて、なかなか楽しめた。

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「温泉旅館に泊まるよりも、同じ料金を支払うのなら、シティホテルに泊まっていいレストランで食事をしたほうが満足度高い」という言説を目にすることがあったので、たまにはそういうのもいいかな、と試してみることに。

とは言っても、高級ホテルに泊まるのも気が引けたんで、札幌駅近くの「京王プラザホテル札幌」の高層階プレミアムルームを選択。1室約11,000円とお手頃。

部屋は札幌駅から小樽方面へと延びる路線と行き交う列車を眺められるトレインビュー。

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MasterCardのプラチナカードに付いてる「招待日和」という、高級レストランや料理店などの料理が1人分無料になるサービスがあるので、それを利用して夕食はすすきののオサレモダンな寿司屋へ行くことに。

握り寿司をはじめとした料理は確かに上質で美味しかったんだけど、どうにも寿司屋のカウンターというのは居心地が悪く、ああ、私にはこういう高級な店は向いてないのかもなぁ、と思ったりもした。

やっぱり美味しい料理は温泉旅館の個室食事処で、浴衣や作務衣などのリラックスした格好で気楽に味わうのが一番、ということを再確認できた。

富良野 7月21日

毎年のことだけど、7月中旬のラベンダーの季節になったので富良野へ。

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富良野エリアには何箇所もラベンダー園があるけど、今回はその中でも最も有名な「ファーム富田」にだけ行った。

毎年来てるのに、その度に魅了される紫色の光景と魅惑の芳香。

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カラフルな花々が大地を虹のように染める「彩りの畑」。いつ来ても見惚れてしまう。 

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展望デッキから七色の花畑を見下ろすことも。

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ラベンダーの丘の上からは十勝岳連峰を望む。

富良野富良野 7月29日

2つのイベントを見るために、南富良野富良野へ日帰りでお出かけ。

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富良野へ向かう途中に通った上富良野町の直線道路。

丘を駆け下りた一直線の道路が向こうの山裾まで続いている…ように見えるんだけど、実は途中で曲がっていて、ちょうどその部分が丘の起伏で上手く隠れてるだけだったりする。

有名になった上富良野の「ジェットコースターの道」や、斜里の「天に続く道」と違って、まだ名前すら付けられていないけど、お気に入りのスポット。

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富良野のかなやま湖畔で開催された「新・ご当地グルメグランプリ」。全道11の市町村から集まった新ご当地グルメを味わうことができる。

その中でも特に気に入ったのが、芽室町の「十勝芽室コーンチャーハン」。

コーンバターで炒めたコーンがかけ放題!コーンの甘さとバターの香ばしさが絡み合ってこれが絶品!

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夕刻からは富良野に移動して、「北海へそ祭り」の会場へ。

このお祭りを見に来るのは北海道に移住する前年に参加して以来。

あのときはお腹に絵を描いてもらって、妙な高揚感で跳び歩いたなぁ、懐かしい。

北竜・留萌 8月4日

ラベンダーと並んで夏の北海道と言ったら外せないのがひまわり畑。

こちらもほぼ毎年のように行ってるんだけど、日本最大の規模を誇る北竜町のひまわり畑へ。

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青空の下、一面のひまわり畑が広がる光景はまさに圧巻!

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一面に咲き誇る光景だけじゃなく、一輪を切り取ってもフォトジェニックな花だよね、ひまわり。

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これまで北海道で数々の絶景を見てきたけど、このひまわり畑を初めて見たときのインパクトは一番かも。

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ついでに一足伸ばして留萌まで。お気に入りの寿司店「蛇の目寿司」でランチ。

握り寿司の特上をいただきます。トロ・ウニ・アワビといった高級ネタから、ホタテ・ホッキ・イクラ・カズノコといった北海道らしいネタまで揃って10貫1620円はお得。

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寿司を食べるために留萌まで来たようなものだったけど、せっかく天気もいいので黄金岬や礼受牧場、千望台といったビュースポットで海を見てきた。

海のない街に住んでる旭川民は、海を眺めてるだけでもちょっと嬉しくなれる。

道南・下北 8月18日~26日

お盆も明けた8月下旬。8泊9日で道南方面と下北半島へグルメ&温泉旅。

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道南へ向かう前に、岩内の温泉宿「高島旅館」に1泊。ここも料理がとっても美味しいと評判で、前々から泊まってみたいと思ってた宿。

夕食ではヒラメの活け造りや二色の生ウニ、さらには贅沢にもアワビを踊り焼・刺身・鍋でそれぞれまるまる一個ずついただけるなど、海の幸を存分に満喫できて大満足。

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寿都町の弁慶岬。積丹の海の色がキレイなことは有名だけど、ここでもこんなにも澄んだ美しい青色が見られるとは。

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奇岩の点在するせたな町の海岸線沿い。その中でも特に絵になる親子熊岩。

ほんとに親熊に向かって仔熊が立ち上がっているように見える。

夕焼け空に浮かび上がるシルエットも印象的。

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乙部町の「館ノ岬」。白い断崖が連なる面白い奇観。

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道南を周る目的の一つが秘湯巡り。

温泉入るのが趣味の私だけど、道南は北海道の中では秘湯の宝庫なのに、まだあまり入れてなかったので、この機会に一気に入りまくることに。

島牧の「宮内温泉」「ちはせ川温泉」「モッタ海岸温泉」、せたな町の「あわび山荘」「湯とぴあ臼別」、恵山の「恵山温泉旅館」など、多くの秘湯に入ってきたんだけど、その中でも特に印象に残ったのが知内の「ユートピア和楽園」。内湯の縁から床にまでびっしりとこびりついた温泉の析出物が凄い!

でも、どこの露天風呂に入ってもアブの襲撃を受け、のんびりはできなかったので、あんまりこの時期は秘湯巡りには向いてなかったかも。

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北斗市茂辺地にある「北斗星広場」。2015年に引退した寝台列車北斗星」の客車二両が展示されている。

クラウドファンディングによって資金を集め、引き取った車両を移設したそうで、内部を見学することも可能。

現役の頃には乗ることができず、残念な思いをした「北斗星」の車内に、こうして入ることができるとは嬉しい。

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函館からフェリーに乗って下北半島に渡り、本州最北端の地、大間崎へ。

南の方から北上してきてここにたどり着いたら、「最果ての地に来た!」という感慨もあったかもしれないけど、北海道から渡って来たんでそんな感じにはならず。

このマグロのモニュメントは実際に大間で水揚げされた440kgの本マグロと同じ大きさなんだとか。でけえ。

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大間に来たらやはりマグロを食わねば!ってことで大間崎近くの「海峡荘」で、マグロ丼をいただきます。2800円。

ちょっと小ぶりなどんぶりの上に、地元大間産マグロの赤身・中トロ・大トロがびっしり14枚ものってる。おおお、中トロとける!大トロとろける!

大間のマグロの旬は9月からと聞いていたので、生マグロはまだないかな、と思っていたんだけど、ラッキーなことにもう水揚げされているそうで、丼にも生マグロが使われていた。

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下北半島の1泊目に泊まったのは、下風呂温泉の小さなお宿「つる屋さつき荘」。

館内は随所に趣を感じる演出が施され、部屋も広く快適で、豊富な海の幸が並ぶ夕食も素晴らしい。

特に趣ある木造の湯殿で乳白色の硫黄泉を貸切で楽しめるのはポイント高い。

これで1泊9,180円とは抜群のコストパフォーマンス。

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下風呂温泉の本州最北の温泉街は、ほどよく鄙びていて想像以上に味わい深く、私好みの街並みだった。

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下風呂温泉には共同浴場が二軒。どちらも古い温泉街の共同浴場らしく味のある造りの湯殿で、湯船の縁が水色にペイントされているのがユニーク。お湯は含硫黄・食塩泉で、かなり熱め。

趣のある共同浴場があることが、いい温泉街に求められる条件の一つだよね。

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下北半島でも温泉巡り。

薬研温泉の「晃山楼」の浴室は、総青森ヒバ造りという贅沢なもので、床板はまるで寺院のお堂や舞台の磨き上げられた床のようにぴっかぴか。これは凄い!

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そして下北半島一番の見どころ、恐山へ。

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恐山の霊場内を歩いてみる。この世の果てのような、あの世の入り口のような、形容し難い荒涼とした光景が広がっている。

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死者に供えられる風車のキュルキュルという音が、さらに物悲しさを誘う。 

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恐山の境内には宿坊「吉祥閣」があり、泊まることができる。

施設も部屋も笑っちゃうくらいに広くて立派。なんだこれ、すごいな、ここ。

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宿坊の夕食は精進料理。宿泊者全員揃ってお唱えしてからいただきます。

野菜の天ぷら、胡麻豆腐、黒豆、大根の煮物など。デザートにリンゴのコンポートなんてものも。もちろん動物性のものは一切なし。

味のほうはというと、うん、まあ宿坊の食事は楽しみというより修行のひとつだから…

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恐山の境内には、4ヶ所の木造湯小屋があり、参拝者は自由に入浴することができる。

伽藍と湯小屋が並んでいるというのも、なんとも不思議な光景。

緑白色の濁り湯は酸性の硫黄泉で、風情ある湯殿は、ここが霊場だということを忘れ、鄙びた秘湯に入っているような気分にさせてくれる。

死者が集うと言われる霊場恐山の真ん中で、夜たった一人小さな湯小屋で温泉に浸かるという体験もオツなものがあった。しかも、唸りをあげる強風が扉をガタガタ揺らすという粋な演出まで。

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夜間に恐山の境内を見られるのは宿坊に泊まった人だけの特権。

闇に包まれた霊場はますますおどろおどろしい。

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翌朝は晴れ渡り、前日の陰鬱な光景とはまるで別世界。

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釜臥山の展望台。むつ市陸奥湾津軽海峡や尻屋崎のほうまで一望するパノラマを眺めることができる。

夜景もキレイだろうなぁ

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本州最北のダム、川内ダム。堤高55mと大型のダムと比べるとそれほどの高さではないので、放水しているところを上から見下ろしてもそんなに怖くなかった。ダムカードもゲット。

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というわけで、大間からフェリーに乗って下北半島に別れを告げる。

悪天候だったので仏ヶ浦に行けなかったのだけが心残り。

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函館と言ったら必ず行かねばならない「ラッキーピエロ」。

この店はチャイニーズチキンバーガーが有名だけど、カレーもオムライスもなかなか美味しい。

そこでカレーオムライスってメニューがあったので迷わずオーダーし、さらにチャイニーズチキンをトッピングして、最高に贅沢な一皿に!

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北海道新幹線を見るために新函館北斗駅へ。

はやぶさ」、ツヤッツヤで鼻長いな。

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新函館北斗駅の北口。ほんとになんにもなさすぎて笑う。

南口側はホテルやレンタカー店などがあるので、まだだいぶマシなんだけど。

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駅のいろんなところで顔を出す北斗市ゆるキャラ、「ずーしーほっきー」。

ホッキ貝の握り寿司がモチーフらしいけど、単刀直入に言ってキモい。

ちなみに喋る時の語尾は「ホキー」。

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函館市南茅部の「ひろめ荘」に宿泊し、宿に隣接する「南かやべ保養センター」の温泉へ。

青みがかった乳白色の硫黄泉が実にキレイ。北海道の温泉には、それほど白いお湯は多いわけじゃないけど、ここが一番美しいんじゃないかと思う。

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道南随一の秀峰、駒ヶ岳。見る角度によって次々とその姿を変える。

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この旅行で最後の日帰り入浴は、八雲町上の湯温泉の「パシフィック温泉ホテル清龍荘」。

有名な「銀婚湯」が近くにあるけど、今回はあえてこちらへ。広々した庭園露天風呂には、独特の油臭のする褐色のお湯が満たされている。

 

道南と下北半島には環境的にも泉質的にも個性的で魅力的な温泉が多く、九州や東北、北関東にも劣らないくらい。この旅行では日帰り・宿泊合わせて23湯に入ることができた。

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この旅行最後の宿は白老の虎杖浜温泉「民宿500マイル」。

民宿なので設備やサービスは最低限だけど、部屋や貸切露天風呂から間近に海を望むことができるし、温泉もアルカリ性の硫黄泉でつるんつるんの肌触り。

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食事の評価も高い民宿なんだけど、名物のイカしゃぶが不漁で食べられず、タコしゃぶになってたのは残念。

だけど、1人につき1杯分でてきた毛ガニの味には大満足。ほぐしたカニ身を甲羅に入れて、カニ味噌と絡めていただくと、まさに至福の味わい!

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帰る前に、厚真町の森の中に佇むカフェ「momo cafe」へ。

とびっきり美味しいケーキと可愛い猫たちに会えるお気に入りのカフェ。

運が良ければエゾリスさんにも会えるんだけど、この日は残念ながらその姿は見れず。 

というわけで

毎年夏はほとんど北海道から出ることはなく、長い旅行に行くこともあまりないんだけど、こうやって改めて振り返ってみると、なかなか充実した時間を過ごすことができていた。

日々、「こういう時間の使い方でいいんかなぁ?」と自問自答しつつ生きてるわけなんだけど、こうしてブログを書くことによって振り返ってみれば、しっかりと良い思い出が積み重なっているのを実感できるのはいいなぁ、と思ったりもしました。ではでは。