旭岳温泉の「ラビスタ大雪山」に泊まってきた
「台湾とか京都には行ったけど、このところ温泉行ってないねー」ってことで、近場の旭岳温泉の「ラビスタ大雪山」に泊まってきました。ぽちぽち写真を貼りつつご紹介。
このラビスタ大雪山は、ビジネスホテル「ドーミーイン」と同じ共立メンテナンスの運営するホテルで、宿泊するのはこれで3度目。
いろんな温泉宿に泊まってみたい派の私達がリピートするってことは、旭川から近いってのもあるんだけど、それだけ気に入ってるってこと。
いいロケーションに位置していて、宿全体の空気が落ち着いていて、温泉浴場の雰囲気も良く、掛け流しのお湯が楽しめて、食事が美味しくて、値段もほどほど。これだけの条件を揃えた宿って北海道には少ないんですよね。
今回は地元のフリーペーパー「ライナー」に掲載されていた、ちょっとお得なプランを利用して宿泊することに。価格は2名で泊まって1泊2食1人12000円。

ホテルの外観は山荘をイメージしたような感じ。
旭川市街ではもうほとんど無くなってしまった雪も、まだまだここでは残ってる。

チェックインの手続きはラウンジで。
薪ストーブもあるけど、火は入ってなかった。

プランによると部屋は「おまかせ」だったんだけど、2階の山側ツインルームだった。
山のホテルらしく木の風合いを活かした落ち着ける部屋。

以前泊まったダブルルームよりも広い。

低層階なのですぐ目の前に駐車場が見えてしまうけど、向こうには旭岳も見える。
残念ながら山頂のほうは雲の中だったけど。

ミニキッチンや暖炉風の暖房設備など。

コーヒーミルまで備え付けられてる。コーヒー好きじゃないから使わなかったけど。

棚が多くて使いやすい洗面台とシャワールーム。

リラックスできるセパレートタイプの館内着のほかに、薄手の寝間着まで用意されている。

お風呂に行くときに便利な湯籠。
共立メンテナンスの宿は「ドーミーイン」でも「ラビスタ」でも、快適に過ごせるような工夫が各所になされているのはいつも感心する。

男女別大浴場「もむにの湯」の入り口。

木のロッカーが並ぶ脱衣所。もちろん清潔。

大浴場の内湯。こちらも木材がふんだんに使われていて、浴槽も板張りになってる。
お湯は無色透明のカルシウム・マグネシウム・ナトリウム・硫酸塩・塩化物泉で、加水・加温はあり。内湯は掛け流しで、露天風呂は循環になってる。

露天風呂には丸太を使った寝湯がある。

さらに岩風呂も。

脱衣所から別のドアを開けると、お一人様サイズの桶風呂が。

お風呂あがりに無料サービスのアイスキャンディーとメロンアイス。こういうちょっとした心遣いが嬉しい。

大浴場の他に三ヶ所の貸切湯があって、いずれも無料・予約不要で利用することができる。
「もむにの湯」は貸切湯としては広めの岩風呂。

「くみちの湯」は、少し狭めだけどレンガの浴槽とサウナが備えらえている。

「くぽの湯」には丸い陶器風呂が。

さらに「くぽの湯」には貸切湯では唯一の露天風呂もある。
貸切湯はこの露天風呂だけは循環だけど、あとの3つの浴槽は全て掛け流し。

夕食はレストランでいただく「蝦夷鍋コース」。
前菜は山ウドとワラビの木の芽和え、知床鶏の煮凝り、菜の花昆布締め、花弁百合根。

お刺身はマグロ、ナンバンエビ、真ツブの三点。

メインの蝦夷鍋。桜鱒や鱈、大アサリ、ズワイガニなど北海道らしい具材が入る。

仙台味噌と西京味噌の合わせ味噌スープでいただく。

サラダバーもある。

溶かしたチーズとジャガイモとカボチャにかけるラクレットも。

花畑牧場のラクレットチーズを使ってるらしいんだけど、これが絶品!
お腹いっぱいなのにお代わりしてしまった。

タコ飯とお漬物。
東川町の越智さんという方が作ってる有名なお漬物らしいけど、旨いな、これ。シソの香りがいい。

デザートは抹茶小豆羊羹。
今回は蝦夷鍋コースだったんだけど、以前食べた狩人焼コースのほうが全体的に満足感高かったかな。

夜のラウンジ。お風呂あがりにゆったりくつろぐのにいい雰囲気。
全85室とそれなりの規模のホテルだけど、シーズンオフだからか宿泊客も少なく、賑やかな団体客もいなかったので、静かに過ごすことができた。

22時半から提供される、「ドーミーイン」でもお馴染みの無料サービスの夜鳴きそば。
ドーミーインのものとは違って、チャーシューが入っていて、スープの醤油味も濃い目で麺も細い。
これ、お腹いっぱいでもついつい食べてしまうんよねー。

朝食も夕食と同じレストランでバイキング。
「朝食日本一」として有名な同系列の「ラビスタ函館ベイ」でも人気の、海鮮丼コーナーもある。

宝石のように輝くイクラをかけ放題!

焼いて食べるハロウミチーズや、ソーセージ、ベーコン、コロッケ、ザンギなど。

サラダやフルーツなど。

各種パンやワッフルなど。
富良野ジャムやメイプルシロップ、生クリームまで用意されている。

スープカレーまであった。

ドリンク類もいろいろ用意されている。

いろいろ取ってきた。
豚汁は具だくさんで豚肉がデカい。

朝から海鮮丼を食べられるという幸せ。

デザートのエクレアとプリン。
エクレアは安っぽかったけど、プリンはとろとろでケーキ店に置かれていてもおかしくないような美味しさ。

昨日のお風呂あがりのサービスはアイスキャンディーだったけど、朝はヤクルトっぽい乳酸菌飲料に変わってた。

もう4月下旬だというのに、激しく雪が降ってきた。標高1000mのこの地では、まだ冬模様。

ラウンジで外を見てると、キタキツネが顔を出してくれた。
チェックアウト時刻は11時なので、朝食後にごろごろしてから、さらに温泉に入ってのんびりできるのはいいね。
チェックアウト10時だとどうしても慌ただしくなってしまうし、チェックアウト時刻が遅いのもいい宿の条件のひとつだよね。
というわけで
この宿に宿泊するのは3回目だけど、今回も期待通りのいい時間を過ごすことができました。
山岳リゾートらしい木の温もりを大切にした雰囲気、無料で利用できる3つの貸切露天風呂、北海道ならではの食材を使った料理の数々、湯上がりのアイスや夜鳴きそばなどの嬉しいサービスと、随所に「ここ、いいわー」と感じられるポイントがあり、とても満足度の高いお勧めできるホテルです。
日常を離れた環境で、湯浴みを満喫し、美味しい料理を堪能し、ゆっくりのんびりと寛ぐ。やっぱり温泉っていいね!
ってことで、ではでは、また!