また晩秋の美瑛に行ってきた
先日、訪日外国人観光客向けのWebメディア「MATCHA」を運営している、青木優さん(@yuuu_a)が、札幌出張のついでにわざわざ旭川まで会いに来てくれました。
夕方に新千歳に戻れればいいということである程度時間はあるし、天気も良かったので、美瑛をご案内することに。
美瑛の青い池
まずは、今や美瑛を代表するほどの超有名スポットになった「青い池」へ向かいます。
お互いの運営するメディアやWebサービスの話や旅行の話をしながら、約1時間ほどで到着。
周囲の木々はすでにほとんど葉を落としてしまってたけど、天気がいいからか池の青はとてもキレイに見えた。
曇ってると水の色もくすんでしまうので、今日はいい日だ、うん。
青木さんは「やべー、やべー」と感嘆を口にしながら、愛機のα7で写真を撮りまくってる。
学生時代に世界一周して、いろんな絶景を見てきてるんだろうけど、感受性を損なうことなく、これだけ嬉しそうに風景を見れるってのはいいなぁ、と微笑ましく思う。
白樺などの広葉樹の紅葉はほぼ終わってるけど、黄金色のカラマツはまだまだこれから見頃かな。
池の奥に流れている美瑛川の水の色も青い。上流の白金温泉から流れてくる温泉水の影響らしい。
歩人(ほびっと)
昼食は白金街道の途中にある燻製屋さんの「歩人(ほびっと)」へ。
さまざまなハムやベーコン、ソーセージ、さらにはニジマスの燻製までが揃った盛り合わせをいただきます。
燻製がメインなのに、カレーも本格的で旨い。
大盛りのカレーを美味しそうにぱくぱく食べながら、起業してからこれまでの紆余曲折や、これからの目指すところを語る青木さん。
物腰柔らかくソフトな印象なんだけど、芯の強さと確固たる信念、それに自分のやっていることに対する誇りを感じる。
彼の運営するMATCHAは発信者の熱意を重んじていており、安易なPV稼ぎに走るキュレーションメディアやバイラルメディアとは対照的で、信念に基づいた姿勢には非常に好感が持てた。
地方で一人細々とWebサービス運営しながら暮らしている私からしたら、話のスケールが大き過ぎて「ほえー、すごいねぇ」としか言いようがないんだけど、そんな人に私の作ったWebサービスを使って貰えて、そればかりかこうして会いに来てもらえるのは光栄なことだよなぁ、とソーセージをもぐもぐ食べながら思ったりする。
フランスパンの上に、ソーセージの生地を塗って、カリッと焼き上げた薫人(かりっと)。これもお気に入りのメニュー。
正直、美瑛には何度も行きたくなるような飲食店は多くないんだけど、この「歩人」はお勧め。美瑛に来るたび食べに行きたくなる。
白ひげの滝
続いて見に行ったのが、白金温泉の「白髭の滝」。
ここから流れでた温泉水が、青い池の神秘的な色を作り出すのです。
三脚は青木さんに使ってもらってたので、橋の手すりの上にカメラを置いて撮ってみる。
白金模範牧場
さらに山の方へ向かって、白金模範牧場へ。
この辺りでは珍しい広大な牧草地が広がってます。
ここまで来る観光客もあまりいないので、周囲はとても静か。
雪を纏った美瑛富士(左)と美瑛岳(右)。雄大で美しい。
美郷不動尊の名水
青木さんに「名水とか興味あります?」と聞いてみると「飲みたいです!」とのことなので、美瑛が誇る美郷不動尊の名水を飲みに行くことに。
水はキリッと冷えていてスッキリ美味しい。全国で数々の名水を飲んできたけど、ここのものは屈指の美味しさだと思う。
横のお堂に祀られているお不動さまにお参りすると、そこにいたおばちゃんにみかんをいただいた。ありがとう。
マイルドセブンの丘
丘のエリアへと降りて行き、有名なフォトスポット「マイルドセブンの丘」へ。
そう言えば、この時間帯は思いきり逆光だった。
丘の上まで上がって、周囲を見渡します。向こうには十勝岳連峰が。
美瑛の丘はどの季節に訪れても美しい。
というわけで
と、ここまで見たところで時間切れ。昨日北海道に来たばかりなのに、もう新千歳から東京へ帰らなきゃならないという青木さんを、旭川駅まで送っていきます。
時間がたくさんあったわけじゃなかったので、あまりゆっくりと見どころをご案内することはできなかったんだけど、メディアの運営者として、また企業の経営者として多忙な日々を送る中、北海道の風景が一時の癒やしとなってくれたようで、良かったかな、と思います。