彦根城と長浜城に桜を見に行ってきたので写真を貼っていくよ
先日、桜を見るために京都へ行ってきたのですが、そのときに一足伸ばして滋賀県の彦根城と長浜城の桜も鑑賞してきました。
そのときに撮ってきた写真を貼っていこうと思います。
彦根城のライトアップ
彦根の市街地からお城へと近づいていくと、いきなり幻想的な光景が出迎えてくれた。
石垣の上に咲く満開の桜がライトアップされ、完全に静止したお堀の水面にくっきりと映り込んでる。
見ている人は口々に「すごい」「やばい」「きれい」と感嘆の言葉を漏らしている。
じっと見ていると吸い込まれそうになるような妖しい美しさ。
遠くに小さく見える天守。
せっかくライトアップしてるのに、夜は内堀の内側には入ることができず、こうして遠くから小ぢんまりした姿を眺めるだけなのは、ちょっともったいない。
中堀沿いの石垣と白塀。
内堀にかかる橋と表門。この先の有料エリアは夜間入れなかった。
内堀沿いにもライトアップされた桜やぼんぼりが並ぶ。ここもまた絵になる風景。
日中の彦根城
翌日も彦根城へ足を運ぶ。見事なライトアップを見せてくれた中堀沿いの桜。
もちろん青空の下で咲き誇る姿も美しい。
天守は小高い山の上に築かれている。
お堀には花筏が浮かんでいる。こういう光景を見れるし、桜は散りかけの時期に見に行くのもいいよね。
階段を登り、天守のある本丸に向かって歩いて行く。
ここにしか現存していないという、左右対称の天秤櫓。
彦根城の天守。現存している十二天守のひとつであり、また国宝に指定されている五天守のひとつでもある。
姫路城や松本城と比べると小規模だけど、歴史的価値では引けをとらない。
桜越しに見上げてみる。
京都でたくさん見てきた寺社建築と桜の組み合わせもいいけど、やっぱり天守と桜ってのも良く似合うね。
ゆっくりのんびりした動きで、ゆるーいパフォーマンスを見せてくれる。
天守の最上階から、桜で埋まる西の丸とその向こうの琵琶湖を望む。なかなかの壮観。
西の丸三重櫓から天守の方向を。
お城の裏側のお堀沿いにも桜が並ぶ。
桜は少ないけれど、落ち着いた雰囲気のいい庭園。
中堀、内堀と二重に巡らされたお堀沿いに、満開の桜がずらりと並んでいて、ぐるりと散策しながらのお花見が楽しめる。
正直、彦根城がこれほど素晴らしい桜の名所だとは知らなかった。
お堀沿いの桜並木と浮かぶ花筏、国宝天守と桜の組み合わせ、そして幻想的なライトアップと、 いくつもの印象的な風景に出会うことができた。
城郭の桜の名所としては、弘前城や鶴ヶ城、高田公園など、全国的にも名高いスポットに次ぐくらいの存在と言ってもいいんじゃないかな。
この日は土曜日だったにも関わらず、そういった有名スポットと比べると、人出も少なめなのも良い点。やっぱり、みんな京都のほうに吸い寄せられてるのかも?
豊公園(長浜城)
続いては彦根から電車で20分ほど移動して長浜へ。
長浜駅のすぐ裏手に位置する、長浜城跡に造られた豊公園は、「日本さくら名所100選」にも選ばれていて、園内には模擬天守も建てられていてる。
彦根にいた時には晴れていたのに、長浜に移動するとすっかり曇り空。やはり白い空がバックだと天守も今ひとつ映えないなぁ。
天守の最上階からの眺め。天守を囲むように咲き誇る桜と琵琶湖を見渡すことができて、なかなかの風景。
晴れていればもっといい眺めだったんだろうけど。
公園内全体で地元の方と思しき人達が宴会を楽しんでるので、ゆっくり桜の風情を味わえるような場所ではなく、桜の本数や密度では他の桜スポットにも劣らないんだけど、あまり魅力的には感じなかった。
地元の人がお花見宴会に来るところで、わざわざ遠方から観光で来るような場所ではないのかも。
実際土曜日にも関わらず、観光客らしき人の姿はそれほど多くはなかった。
ライトアップもしているというので、長浜の観光名所「黒壁スクエア」を散策してから、夕暮れ時にもう一度来てみる。
強い光でライトアップされているのは天守だけで、桜はぼんぼりの灯りでほんのり穏やかに照らされている。
夕暮れの蒼い空に浮かぶ天守を桜が飾り立てる。
というわけで
滋賀県の誇る二ヶ所の桜の名所を見てきました。
「日本さくら名所100選」に選ばれているのは、豊公園のほうなのですが、桜の本数でも風景の多彩さでも建築との調和でもライトアップの美しさでも、彦根城のほうがかなり見応えあるように感じましたね。
滋賀県にはもう一ヶ所、「日本さくら名所100選」に選出されている「海津大崎」という琵琶湖を臨む桜の名所があるそうなので、またいつか行ってみたいものです。
ではでは!