「みさきまぐろきっぷ」を使って、マグロ食べたりカワウソ見たり猫撮ったりしてきた
6月に横浜と鎌倉を旅行したんですが、そのときに京急の「みさきまぐろきっぷ」を使って、三崎へ行き、マグロの刺身を食べたり、「油壺マリンパーク」でカワウソなどを見たり、三崎港で猫と出会ったりしてきたお話です。
みさきまぐろきっぷ

「みさきまぐろきっぷ」ってのは京急が発行している観光客向けの切符で、三崎口までの電車での往復と、エリア内のバス乗り放題と、選べるマグロ料理と、さまざまな施設の利用がセットになって、横浜発だと2960円、品川発だと3060円という非常にお得な切符なのです。
京急に乗って三崎口へ

京急横浜駅の自動販売機で「みさきまぐろきっぷ」を購入しホームへ。
地方民の私は例によって人の多さに怯み、入線してくる列車を撮ることもできず。

三崎口行きの快特に乗り込む。「快特」ってのは聞き慣れないけど、なんでも特急よりも速い列車らしい。素敵。
車内は全席クロスシートで、そこそこの乗車率だったけど、なんとか座ることができた。

車内にも「みさきまぐろきっぷ」の広告が。

ちらほらと海が見える場所もあったけど、すぐ近くを通るわけでもなく、車窓に映るのはほとんどが住宅なので、風景を楽しめるような路線じゃないみたい。

横浜を出発して50分で終点の三崎口駅に到着。

乗ってきた列車の隣に黄色の車両が停まってた。
「京急って赤のイメージしかなかったけど、黄色い車両もあるのか、ほーん」なんて思ってたけど、後で調べてみると1編成しかない「イエローハッピートレイン 」と呼ばれるもので、かなりレアであることがわかった。
しまった、そうと知っていればもっと写真撮っておいたのに。

駅構内に掲げられた嬉しい歓迎の看板。

三崎口駅の改札を出たところの時計の上に、巣立ったばかりの子ツバメがむくむく身を寄せ合ってた。
飛ぶことを促すかのように、離れたところから見守る親ツバメも。微笑ましい。
さらにバスで三崎港へ

三崎口駅から三崎港行きのバスに乗り込む。
「みさきまぐろきっぷ」があれば三崎エリアでのバスも乗り放題。

三崎港でバスを降りると、漁港風景が広がっている。
「庄和丸」でマグロの刺身御膳をいただきます

「みさきまぐろきっぷ」では、マグロ料理の店を20店舗以上の中から選べるんだけど、三崎港近くの「庄和丸」でマグロの刺身御膳をいただくことに。
お刺身の他に、マグロフレークとマグロの唐揚げまで付いてくる。

刺身は赤身と中トロが4切ずつ。パンフレットの写真で見た印象よりも分厚くて、思わず顔もほころぶ。
おー、中トロうめー!旨味を含んだ脂がとろけるっ!
京急油壺マリンパークへ

マグロに堪能した後は、バスを乗り継いで「京急油壺マリンパーク」へ。
「みさきまぐろきっぷ」では、8ヶ所のレジャー施設・サービスから1つを選んで楽しむことができるんだけど、その中でも通常の入館料1700円と一番お得感があったこの水族館を選んだ。

この油壺マリンパークのイチオシはコツメカワウソらしい。
立ち上がる姿がキュート。

有料の体験プログラムに参加すると、カワウソにエサをあげて、手に触れることもできる。
私達は他の水族館でカワウソ触ったことあるのでやらなかったけど、他のお客さんがエサをあげてるところを撮った。

顔つきも仕草もかわええ。



水槽の中をスイスイ気持ちよさそうに泳いでる。

ドーナツ型の水槽も。

上からエサを投げ与える飼育員さんに向かってアピール。
お、意外とバランス感覚いいな。

屋内の展示施設「魚の国」へ。
チョウザメがうようよと泳いでる。

世界最大の蟹、タカアシガニ。脚なげえ。
こんなんが伊豆とかの海にいるってのは信じ難いな。

セミエビかな?

いかにも恐ろしげなウツボさんの上をのしのし踏みつけて歩くイセエビ。
ワシの堅固な装甲をもってすれば、お前の歯など恐るるに足らん、ってことかもしれない。

優美な姿のミノカサゴ。

見惚れてしまうような美しさのムラサキハナギンチャク。

ダイオウイカの標本が展示されてた。
海でこんなんに遭遇したら恐ろしくてしょうがないので、ずっと深海にいていただきたい。

ぐるりと一周できる回遊式の水槽。

いろんな魚やサメやエイがぐるぐると泳いでた。

カラフルで華やかな熱帯魚。

カクレクマノミもいた。

ヘンな顔。

水生昆虫の王者、タガメ。強そう。

屋外の小さめのプールにはハンドウイルカが一匹。

体験プログラムでエサをあげることも。

アシカのお食事タイム。
おおう、デケえな。カリフォルニアアシカってこんなに大きかったっけ?

美味しそうに魚を丸呑み。

メスのアシカは普通の大きさ。

ペンギンのお食事タイム。飼育員のお姉さんに群がるイワトビペンギンたち。
エサの入ったバケツの「ペ」の文字がなんだか可笑しいw
ここには40羽ものイワトビペンギンが飼育されているんだけど、イワトビペンギン1種だけがこんなにいる施設は初めて見た。

すんごい悪い顔つきしてるわ。
実際、イワトビペンギンはペンギン類の中でもかなり気性が激しいんだとか。
いつも旭山動物園とかで見てるイワトビペンギンよりも、ずいぶん冠羽が派手だなと思ったら、キタイワトビペンギンというちょっと違った種らしい。

屋内の劇場型施設「ファンタジアム」で行われる、ホラーをテーマとしたイルカ・アシカショー。

屋内だと暗くて跳びまわるイルカを撮るのは難しい。

アシカたちも定番のパフォーマンスを見せたり…

DJを演じたり。

左にいる変てこなキャラクターが、このショーの主人公、ペンギン魔王子。
ショーにはちゃんとストーリーがあり、このペンギン魔王子が立派な魔界の王になるため冒険するって話なんだけど、これが三部構成になってて今回見たのはその第一部らしい。続きが気になるんですけど。
再び三崎港へ戻って猫さんぽ
まだ横浜に帰るには早い時間だったので、油壺マリンパークを出てから、再びバスを乗り継いで三崎港へ。

三崎港の周辺には、なかなか味のある商店街が残ってる。

このあたりには猫もたくさんいると聞いていたので、あたりをぶらぶらと散策。

お、駐車場で一匹のキジトラちゃんを発見。

商店街の奥に位置する海南神社。歴史ある神社で三浦の総鎮守らしい。
朱塗りの拝殿の前には茅の輪が設置されていたので、くるくるくるとくぐってお詣り。

おや?社務所の前にも三毛猫の親子が。

お母さんの背中に埋もれるようにしてこちらを窺う子猫ちゃん。
あー、たまらなく可愛いー。

さらに街を歩いていると、やけにでっぷりした茶トラくんに遭遇。
ふむー、やっぱりこいつらマグロ食っとるんやろか?

ごろりと寝転んで大あくび。体格が立派な割には今ひとつ貫禄がないな。

ほな、元気で。
三崎港での猫さんぽでは、30分ほどで8匹もの猫と出会うことができた。うむうむ、いい街認定だな。
三崎口駅に戻り横浜に帰ります
三崎港からバスに乗って三崎口駅に戻る。6回もバスに乗ったのにお金かからないってのはありがたい。

美味しいマグロを食べて、水族館で面白い動物たちを見て、港町の猫とも出会えた。
まる1日たっぷり楽しめたことに大満足して、三崎を後にしました。
というわけで
京急で横浜から三崎口まで往復し、三崎でバスに6回乗り、マグロの刺身と唐揚げの御膳を食べ、油壺マリンパークを楽しんで2960円。
本来なら5000円以上かかるところなのに、この「みさきまぐろきっぷ」、有能すぎる。
選べる食事とレジャー施設のラインナップのなかには、他にも丼ものなど食べたいマグロ料理あったし、気になる温泉もあったし、またいつかこの切符使って三崎を楽しみに行きたいなと思いました。
ではでは!